いざ勝負 低脂肪食ダイエット VS 低炭水化物ダイエット
低脂肪食ダイエット VS 低炭水化物ダイエット
肥満の治療は、食事管理を徹底的に行って、行動上の問題を改善することが重視されています。でも、食事の内容は、もしかしたらそれと同じくらい大切かもしれません。主要栄養素が異なると代謝経路※1を調節しているホルモンに対する働きも異なります。その結果、エネルギー効率が違ってきます。同じ1kcalを摂取しても、使われるエネルギーの量は炭水化物と脂肪とタンパク質で、それぞれ異なるということです。
そこで皆さん、ダイエットを成功させるために、脂肪、糖分、炭水化物のうち、どれを減らすと一番効率がいいと思いますか?
これまで、食後の血糖値※2上昇を小さくする食事療法、特に「低GIダイエット」(同じ炭水化物でも、GI値※3の低い食品を選ぶもの)と「超低炭水化物ダイエット」(炭水化物の摂取量を少なく抑えるもの)が、“代謝に優利”と言われてきました。食事の血糖負荷※4の差は、代謝に影響するでしょうか、あるいは食欲に影響するでしょうか、基礎代謝量※5(安静時のエネルギー消費量)に影響するでしょうか。
今回ご紹介するボストンからの論文(原典はこちら)は、低脂肪ダイエット、低GIダイエット、そして超低炭水化物ダイエットの3種類の食事制限のうち、長期にわたって体重減少を維持するのにどれが有効かを比較検討したものです。期間は、2006年6月16日から2010年6月21日で、BMI値※6が27以上の体重過多あるいは肥満の成人(18歳から40歳)を対象となりました。参加者は、まず最初に“ならし期間”の食事で10~15%体重減少が見られた後、同じカロリーに揃えた次の3種類のダイエット食を各4週間ずつ摂り続けました。摂る順序は6通りになりますが、総合的に分析してそれぞれのダイエットの効果を調べました。
ロハス・メディカル・ブログ 低脂肪食ダイエット VS 低炭水化物ダイエット より