『レコーディング・ダイエット決定版』 楠木 建の「戦略読書日記」【第17回】
本書が優れた戦略ストーリーのお手本になっている、とはどういうことか。小学校の理科の時間に、乾電池の直列と並列ということを習ったのを覚えているだろうか。世の中にあふれているダイエット本のほとんどは「並列」になっている。これは大切、あれも大切、これはやるべき、あれはダメ……というように、箇条書きのリストが延々とつづく。
さらに質の悪いダイエット本になると、箇条書きどころか「飛び道具」「必殺技」の一発モノになる。「この器具をつけて寝ているだけで…」とか「これを飲むだけで…」という類の話だ。成果が出ないのはいうまでもない。どこを探しても、一撃でダイエットが実現できるような飛び道具はないのである。これだけ多くの人が依然としてダイエットに関心を持っているということそれ自体が、その種の飛び道具が存在しないということの何よりの証明である。そんなに虫のいい必殺技があれば、ダイエットを必要とする人はとっくの昔にいなくなっているはずだ。
一流の発想法・勉強法 『レコーディング・ダイエット決定版』 より
日々の食事と体重をメモするだけ。
「レコーディング・ダイエット」という簡単かつ画期的な概念を生み出し、自らも1年で55キロの減量に成功し、リバウンドもなく現在に至る著者が、その考え方と方法について詳しく解説。
大切なことは「太る努力をやめること」だった!ビジネスマンの自己管理にも役立つメソッドが満載。