「玄米」で痩せる理由が証明された


脂っこい食事の誘惑に勝つ…身近な食材、発見


玄米の成分が脂肪分の多い食事への誘惑を軽減することを、琉球大学の益崎裕章教授(内分泌代謝)らがマウスの実験で明らかにした。

 米国糖尿病学会誌に発表する。肥満や糖尿病の予防に役立つと期待される。

 人間を含む哺乳類は飢餓と闘ってきたため、カロリーの高い脂肪を好む傾向がある。
研究チームがマウスに高脂肪食(脂質45%、炭水化物35%、たんぱく質20%)と通常食(同10%、同70%、同20%)を与えて自由に選ばせると、マウスは高脂肪食ばかり食べて肥満になった。

 ところが、エサの炭水化物の半分をコーンスターチなどから玄米に替えたところ、マウスは通常食を選ぶようになり、体重増加が半分に抑えられた。白米を混ぜても、このような効果はなかった。

(2012年7月19日  読売新聞)


読売新聞 脂っこい食事の誘惑に勝つ…身近な食材、発見 より